今回は、2025年度に横浜市みなと総合高校での食育ボランティアに参加したメンバーが、1年を通して同校との話し合いの結果や感じたことをシェアした。
全6回の開催を通じ、のべ約700名の生徒が参加したこの食育ボランティア。
美味しい料理を食べられて嬉しかったとポジティブな声が聞かれたこの活動。単なる朝食を食べる機会、ではなく居場所づくりとして圧倒的に良い結果も得られた。
前述の通り、多くの高校生もスタッフとして参加。
当初はお客さん気分だった生徒たちが、回を重ねるごとに自ら包丁を握り、調理や配膳を主体的に担うように変化していった。その変化に利塾メンバーも驚いた。
「ありがとう」と言われることの嬉しさ、普段接点がない大人と一緒にご飯を作るという経験から学ぶことの多さ。普段高校生として生活している中ではなかなかできない貴重な時間を過ごしていたことも分かった。

一方で、持続可能性という大きな壁にも直面した。
献身的な教員やプロの調理師といった「一部の大人の自己犠牲」に頼る運営モデル。
ボランティアあるある、ではあるかもしれないがなかなかそのモデルでは持続できない。「成功と失敗は常にセットである」ということを身をもって痛感するチャンスでもあった。
そしてその中で大切なことは、ではそれをどう改善していくか?どう乗り越えていくか?だ。失敗や改善点がない仕事なんてこの世にないし、人によって力のかけ方が異なるのもこの世の常だ、と改めて思わされた。
自主的な活動ですらこういう課題があるのだから、モチベーションが異なる仕事などではなおさら考えるべきことがたくさんあるのだ、と日頃の仕事なども含めて振り返るメンバーたち。

「この活動、愛しかないよね」
共に活動した仲間の言葉が胸に響く。食材を作る人、運ぶ人、調理する人。その循環の中に身を置くことで、生徒たちは親への感謝や地域との繋がりを学んだ。そしてそこを支える利塾メンバーも愛に満ちた時間を、汗をかきながら過ごすことになった。
私たちの挑戦は「食」から、2026年度には「性教育」を通じた心の境界線(バウンダリー)の学びへ。LSYでも学んだバウンダリー、それが全ての基礎になる。
「願えば叶う」と言いながら、昨年度の食育ボランティアに続き、爆発的な行動力でやりたいことを形にしていく塾長の姿には学ぶことしかない。
今年は利塾で性教育のイベントを実施する予定だ。