今回はお金を稼ぐ具体的な方法論ではなく、思考やメンタルがいかに豊かさに影響を与えるかということを実感する目からウロコな内容。アメリカのトップトレーダーたちのメンタルトレーニングや、人生のサイクル論を紐解くことで、揺るぎない豊かさを築くための道筋が示された。
メンヘラじゃ豊かさを掴めない
「あなたはお金が欲しいですか?」と利永子先生に問われ、「あったりめえよ!」と思った。具体的に稼ぐ方法を…という話かと思いきや、お金を得る・増やすときに一番大事なのは心の状態だ、と。む?札束を思い浮かべていれば札束降ってくる的なこと?
そのあと今自分はお金、富、豊かさについてどんなイメージを持っているか?考えるワークがあった。
日本人は意外とお金=得てはいけないものと罪悪感を持っていたりする人も多い。お金がほしい!と言いながらお金は汚いもの、と思っていたりする。かわいそうなおカネ…。
お金を得る上で一番大切なことは自分への信頼、と利永子先生。
自分を過小評価をして自分の可能性に蓋をしないこと。過小評価すると人は自己のリソースを使いこなせなくなってしまい、自分の目指す豊かさから離れていってしまう。それは人間関係にもお金にも何に関しても言えること。
たしかにLSY中に「イヤイヤわたしそんなことできる人間じゃないですから」と卑下する結果がどうなるかを学んだので、その話がお金や豊かさにも直結するのだなと。自分の力を自分で蔑んでいたら、お金も逃げちゃうなんてそんなアホな墓穴掘るのごめんすぎる。
だからこそ、LSYで大事にしていた自分の心地よい状態(グッドフィーリング)を保ち、意識的に行動することが鍵になる。
人生のOSをアップデートする
札束を仰いでも豊かさは降ってこないことはわかったけど、じゃあどうしたら豊かさを引き寄せられるの?
そのキーになってくるのは得たいものを意図すること。そして自身のOS、すなわち幼少期からの無意識の思い込みや信念を確認し、アップデートすること。
私たちは皆昔からの思考パターンで生きがち。だってそれが今まで支えてきてくれたものだったから。思考パターンは今までと同じでも、人生は常に変化している。いつまでも「私気持ち18歳だから★」とはいかないのである。
本当の自分を知り、人生を切り開くためには、自身のOSのアップデートとチャレンジが不可欠。チャレンジを通じて「私ってこういう時、こうなんだな」と自分を知ることが、次のステップへと進むための重要な一歩になる。
人生にも朗らかな季節、寒い季節がある
最後に7つの「普遍の変化のサイクル」の話。
人生には春(創造)から始まり、成長、成熟、そして動乱、カオスを経て、手放し、瞑想・休眠(冬)へと至り、再び創造へと戻るというサイクルがある。
昔から諸行無常と言うけれど、人生は常に順調、という訳にはいかない。
ここで重要なのは、問題が起きた際に今はどこの時期にいるのか冷静に現状を認識すること。特に手放し段階では、今まで溜まりにたまった小さなかけらやいらないものたちを大掃除することが、次の春を迎えるきっかけになったりする。
さらに、このサイクル、実は人生全体だけではなく愛情、お金、仕事等いくつかの枠で考えてみると、意外とすべてがうまくいっていたり壊滅的だったり、部分的に良い方向を向いていたりと様々。人生はバランスをとりつつ次の段階にいくことも必要。いろんな軸において「今自分はどこにいる?」「どの領域を次の段階にアップデートする?」と客観的、冷静に捉えて賢く!生きていくことがキーになる。