しのぶ食堂とは?
今回はLSY修了生のご縁で横浜市にある子ども食堂「しのぶ食堂」に利塾メンバーが訪問した。
しのぶ食堂を主催されている高野さんは、全国で性教育授業を行うとともに、20年以上にわたり助産師としてご活躍されてきた方。
全国の小中学校を飛び回り性教育授業を行う中で「ご飯をたくさん食べられない子どもの存在」や 「孤食」の問題を目の当たりにすることになった高野さん。地域で安心して子どもも大人もみんな集まれる居場所を作りたいとしのぶ食堂をオープンされた。
しのぶ食堂の詳細はこちら。

しのぶさんが行われている性教育とは「生教育」。体は食べ物からできていることから、自分を大切にしてもらいたいという気持ちでこのしのぶ食堂を運営されている。また、子ども食堂は一般的には夜の開催が多いが、朝開催にしているのは朝ごはんを食べて1日を素敵な日にしてもらいたい、という思いを込めている。
食育も1つの目的ということで、使われている食器にまでも工夫がされていたり、誰にでも開かれた食堂として、地域とのつながりを生み出す場にもなっている。
子どもだけでなく、夫婦だったりお年寄りが1人で来ていたり。いろんな人と人を繋げる場所になっている。提供された食事もとても美味しく、訪れた修了生は、ご飯が美味しすぎて連続で食べに行ってしまったほど。仕組みとしてはこんな感じで運営されている。

・日時:月2回土日の7:30-9:00
・費用:大人500円、子ども無料
・運営:ボランティア
・提供食材:野菜はJAからの寄付、肉魚はボランティアからの寄付
・分量:1回60食程度
毎回60食を、寄付された野菜や買ってきた肉魚を使って作って、子どもから大人まで、訪れる方々皆に提供する形で運営されている。寄付もあるものの、魚や肉はボランティア側で調達したり、敏腕調理師の元60食分のメニューを考えたりとボランティアメンバーの力によってこの食堂が支えられている。

ライフスキルと子ども食堂
利塾では昔から地域や社会によりよい循環を生み出す活動をしたい!という思いがあり活動している。
今回は修了生のご縁でこのこども食堂を訪れることに。
そしてなんと、しのぶ食堂主催者の高野さんがこれから提供される、公立高校の食育支援サポートのボランティアもさせていただくことにまでなった。
利塾では以前から社会によりよい循環を生み出す活動をしたいと考えている仲間が集っている。子ども食堂を訪問し、「子ども食堂のような食育支援ボランティア活動をする!」と決めてわずか1ヶ月で今度は公立高校の食育支援をすることが決まった。
これをする、と決めてから1ヶ月のスピードで公立高校での支援というサードドアが開いた。何かをする、と決めたらそれをまわりに伝えてどんどん行動していくこと。その行動力の威力を利永子先生の姿からリアルタイムで学んだメンバーなのであった。